はちみち。
2005年 03月 08日
「はちみつ」を「蜂」の「蜜」と改めて意識すると結構怖いものがありますが、先日ある雑誌で、「1匹の蜂がその一生をかけて集められる蜜はわずかにティースプーン1杯」と読んでからは、これまで以上に大事に味わって使わなくては!と思いました。
「はちみつ」で思い浮かぶものの1つに、「クマのプーさん」があります。自分で蜂蜜を取りに行こうとしたエピソードは有名ですね。もちろんあのお話しも、とってもかわいいのですけれど。もっと気に入っているのは、貯蔵庫の梯子に乗って腕を伸ばして「はちみち」と書かれたつぼを取るシーン。原作では「HONEY」が「HUNNY」になっているんです。ちいさな子ども(?)がいかにも間違えそうなスペルになっているところが微笑ましくて、なごんでしまいます。
そしてそれを「はちみち」と翻訳する石井桃子さんのセンスも素敵!意味がちゃんとわかって、なおかつ発音も限りなく「はちみつ」に近くて。「はちみつ」と言っているつもりで舌が回ってないのかな、なんて想像もふくらんだりして。。
いつの時代に読んでも「名訳」と言われる所以でしょうね。