遊びますか?

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 「本当なら、ちょっと長めにお散歩して、カフェでお茶するはずだったのに…」なんて思っているのか(いえ、ここまで思考できているとは思えないけれど、)一日降っていた雨に恨めしそうな表情の「ちびわんこ」。無理よ、だって雨ざーざーだから、またこんどね、と言い聞かせつつ、実は飼い主達もちょっとつまらない夕方でした。

 夜になって、父が用事で出かけるために上着を羽織ったとたん、パッと顔を輝かせて「お散歩ですかっ?やっぱりお散歩しますよね?」と起き上がったものの、「ちがいます」の一言に、が~ん。。しょぼん。

 じゃ、せめてストレス発散に「とってこい」でも。ということで、しばらく全力でボールを追い掛け回していました。相変わらず、差し出した手のひらにボールを落とすことはできませんが、2歩手前くらいでぽとん、と落とすようになりました。そういう時は決まって「遊ぶ?遊ぶ?投げてくれる?」とばかりに見上げます。でも数回繰り返すと、自分でボールをプピプピ鳴らしながら、ひとり遊びに移ってしまいます。おーい、残された私はどうすればいいの?もうお終いでいいのね?つまんないの…と知らん振りしていると、「おねえさん、つまんないなら、遊びますか?」わざと近くにボールを転がしてきたりするのです。

 この気ままな性格、やっぱりペット犬ならではなのでしょうか…


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# by farine12 | 2006-06-11 23:13 | ちびわんこ/My dog | Comments(0)

Happy Birthday!

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 先月入会されたIさんの作品。ミスティ・ブルーに生クリームで文字が入っています。一文字ひともじ、丁寧に絞っていらっしゃいました。画面ではちょっと暗くなってしまったけれど、とても可愛らしいケーキになっていましたね。

 お子さんが当教室のHPを開いて、単発コースの写真をチェックし、「今月はコレを作って!」とリクエストするのだそうです。3人でひとつづつ選ぶとか。おかげで私の好みは後回しになってしまうんです、と微笑んでいるお顔がとても印象的でした。ご家族の団欒の場に教室のお菓子を使ってもらえて、さらにそんな可愛いらしいエピソードを聞かせていただけて、とても幸せな気分になりました。

 いつも遠くから通ってくださって、ありがとうございます。お帰りの時間が気になりつつも、ついお引止めしてしまってスミマセン…また次回、お話を伺うのを楽しみにしています。


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# by farine12 | 2006-06-10 22:54 | 教室でのあれこれ/Things in My Class | Comments(0)

とうとうおしまい。。

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 この前近くのスーパーに行ったら、苺が冷蔵ケースから消えていました。前日までは扱っていたのに。。。かわりに山のように並べられていたのはアメリカンチェリーでした。いよいよ苺の季節が終わるのだと思うと、少し寂しかったですね。

 そんなわけで(?)今年最後かもしれない「苺のババロア」。11月になればまた出回るけれど、粒が大きすぎていまひとつ可愛く仕上がらないのが分かっているだけに、次回はクリスマスが終わった頃になると思います。

 季節の移り変わり…は、寂しい反面、楽しみもたくさん控えているので、これから旬を迎えるフルーツたちに期待を託すことにします。


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# by farine12 | 2006-06-09 23:46 | 教室でのあれこれ/Things in My Class | Comments(0)

感傷的な昼下がり

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 時々ふとコーヒーのお菓子が食べたくなります。今の季節だったら、つるん、としたコーヒーゼリーでもいいんですが、それはもう少し気温が高くなってからのお楽しみにして、今回はバターケーキを作りました。コーヒー入りの生地にチョコチップを混ぜ、クランブル(=さくさくしたクッキー生地のようなもの)をトッピング。合わせるのは、ダントツにコーヒーでしょう…!

 夏の気配を感じる頃にコーヒーを飲むと、決まって思い浮かぶのがシンガポール。今まで何回か書いていますが、高校の途中から6年過ごしたシンガポールでの日々が、ふと押し寄せてくる瞬間があるのです。今回もお菓子とは関連のない、ちょっとプライベートなお話しですが…

 転入した高校で、まだそんなに友だちがいなかった頃。せっかくの国際校だから「日本人だけのグループ」に入るのももったいないし…といっても、まだ英語は全然ダメだし…という微妙な時期に、ちょっと目立つ男の子がいました。仲のいい友だちはいるけど、つるんでなくて、口数は多くないのに発言は的を得ていて、それでいて相手が不愉快になるようなことは決して言わない。時々ぽつりと挟む冗談が場を和ませて、男女問わずオープンに接する人。女の子からの支持は絶大だったし、怖いと噂される先生も、彼のことは気に入っていたようでした。1歳年下でしたが、それまで出会った男の子たちよりも「少年らしく、でも一個人として大人っぽい」感じ。ちょっと表現が難しいですが…

 恋心からではなく、「この人と友だちになりたい!」と真剣に考えて、ある日思い切って話しかけてみました。こじんまりした規模の学校だったので、新学期から少しずれて転入したわたしのことは知っていたらしく、すぐに「わかんないことがあったら、何でも聞いて」と快く話してくれました。少しづついろんな話しをするようになって、彼の正直さがよくわかって、友だちになれたかも?という実感が出てきた頃、彼の帰国が突然決まったのでした。

 今までのお礼もしたいし、帰国前にゆっくり話したいし、でも外で会うとデートみたいだし(何せ彼は人気者でしたから)ということで、家に遊びに来てもらって、お昼ご飯を作ったんですよ。ミートソーススパゲッティとポテトサラダ、そして確かレアチーズケーキがデザートだったような…今から考えれば付き合っているわけでもないのに手料理なんて、ある意味大胆ですが(笑)本人はいたって自然な発想。彼も普通にやってきて、食べながらいろいろ話して、「ごちそうさま、おいしかったよ」と違和感なく帰っていきました。

 帰国する時に空港に見送りに行ったら、同級生の女の子が何人も来ていて、みんな別れを惜しんでいました。改めて「そうか、モテるんだなぁ、やっぱりねぇ」なんて思っていたら、話せなくなってしまって。「手紙を書くから。元気でね」くらいしか云えませんでした。彼を好きだった女の子たち。うるうるしてたり、鼻を赤くしながらギリギリまでお話ししようとするエネルギー。あの子達の「好き」と、私の「好き」は、全然違うものだと考えながら家に帰り、すぐに手紙に記しました。「性別としては異性だけれど、恋愛とは別の意味で、人間として好きです。出逢えて良かったと思います。シンガポールに来たことで知り合えたのだから、私にとっては凄いこと。ここで出会った人の中で、一番好き」といった内容の。

 1週間後に届いた返事は、とても彼らしいものでした。「○○さんからの手紙が一番早かったよ。すでにシンガポールが懐かしいです。チキンライス(ローカルの食べ物)が恋しい!食べたい!○○さんはいつでも食べられるんだからいいよね~(その当時、私はまだその料理はチャレンジしてませんでしたけど。。)一番好きって云ってくれてありがとう。でもこれからいろんな人に会うだろうから、少しづつ順位が落ちていって、○○さんがおばあちゃんになる頃にはベスト50位くらいかもしれないね」「50位入ればまだいい方かな。忘れられてたりしてね、あはは。」

 そのときは、それこそ「1位」だったのですから、彼の云うことがあまりピンとこなかったのを覚えています。何度か手紙をやり取りするうちに少しづつ、間隔があくようになり、彼は新しい環境での自分探しで大変になり、私にも(実際に)いろんな出会いがあり、いつしかポストを覗かなくなってゆきました。

 後から聞いた話では、空港に見送りに来ていた女の子達の中に、「元カノ」と「彼が片思いしてた女の子」と「彼に告白していた女の子」が揃っていたとか、いなかったとか…どおりでちょっとヘンな感じだったのね、と納得した鈍感な私でした。「好き」が違う、とは言っても、ある意味で「周知の事実」を全く知らなかったというのは、スゴイ。きっと当時の私にとって、彼がどんな人かを判断するのに、どうでもいいことだったのでしょう。

 ついこの前、本当に唐突に彼の名前が浮かんできました。なぜ思い出したのかもわからないくらい瞬間的に。そして「忘れられてたりしてね」と云われたことを思い出したのでした。大丈夫、覚えているよ。あの時話したことも、ほとんど全部覚えている。当時の笑顔も、多分、思い出せる。似顔絵は描けないけれど。でも確かに、現在の時間の流れのなかでは「どうしてるだろう」と「思い出さなければ」存在を意識することはない…改めて、あの時彼が言った「50位に入ればいいほう」の意味を思い、やっぱり彼は面白い人だったんだなぁと思いました。今はどんな大人になっているでしょうか。物の分かった、面白い大人で、人生を楽しんでいる人であってほしいと、勝手に思った昼下がりでした。。

 長くなりました。最後までお付き合いいただいた方、ありがとうございました。
 

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# by farine12 | 2006-06-08 23:59 | 想いの欠片/Pieces of My Mind | Comments(0)

作品紹介その3

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 とってもシャープに出来上がっていましたので、撮らせてもらいました。今月の単発、ミスティ・ブルーです。

 クリームを作った直後は、とてもはっきりとした鮮やかな紫なのですが、組み立ても終わって冷蔵庫で少し冷やすと、少しだけトーンが落ち着いてきます。それに加えて、ブルーベリーの果肉の周りがうっすらと滲んで染まったようになり、ますます独特の色に変わってくるんですよ。

 関東地方の入梅も間近ですが、少しづつ鮮やかになってきた公園の紫陽花を見ていると、ちょっとだけ晴れやかな気分になるから不思議です。 


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# by farine12 | 2006-06-07 23:38 | 教室でのあれこれ/Things in My Class | Comments(0)

創作スタジオ粉工房のブログ。レッスンの様子や日々のあれこれを綴ります。


by Konakoubou