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5月のお菓子・ガトー バナーヌ

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 どこがバナナかというと、スポンジの部分なんです!完熟のバナナを生地に混ぜ込んで焼き上げたものに、ガナッシュクリームをサンド。外側はシンプルにホイップクリームで仕上げてみました。ワンポイントにもガナッシュを丸く絞っています。 

 バナナ&チョコ&ホイップクリームの相性のよさはクレープなどでも実証済みですよね。ただ、ケーキにバナナをそのまま使用するには「変色問題」をクリアしなくてはいけません・・・
もちろんレモン汁などである程度防げるのですが、空気に触れている以上はどうしても
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 そこで、それなら生地に混ぜ込んでしまおう!とロールケーキを作ったのが、今回のお菓子のヒントです。カジュアルな印象が強いロールケーキなので、もう少し「ケーキらしく」なるように、と思って・・・試作品作成にちょうど居合わせた生徒さんたちのお茶に、味見してもらったら、なかなか好評でした♪バナナがもともと好きな方はもちろん、普段はあんまり…という方にも、きっと食べやすいと思います。もちっとした食感とバナナの甘い香りを楽しんでいただければと願っています。

by farine12 | 2005-04-30 22:08 | 教室でのあれこれ/Things in My Class | Comments(0)

5月のお菓子・ミロワール カシス

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 「ミロワール」とは「鏡」の意味。表面をゼリーやジャムなどで光沢のある状態に仕上げたものによく使われるタイトルです。このムースも、カシス(黒すぐり)のシロップを利用したゼリーをかけています。
 カシスには独特の、ちょっと薬っぽい香りがあるので苦手という人もいますが、ココアスポンジと合わせることで、ふんわりと調和します。酸味と苦味のバランスが取れ、大人の味に変身するのです。当教室にしては珍しく、紫と黒でシックな色合い。この写真にはありませんが
実際には金箔を数箇所に飾るので、華やかな印象にもなります。プレゼントはもちろん、パーティーやおつかいものにもぴったりですよ。

by farine12 | 2005-04-29 00:41 | 教室でのあれこれ/Things in My Class | Comments(0)

5月のお菓子・パケ ド マロン

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 ちょっと見にはクレープのように見えますが、実はラングドシャの生地でバターケーキを包んでいます。「猫の舌」の意味を持つ、薄いクッキー生地を平たくのばし、ココア生地を利用してメッセージや模様を入れて焼きあげ、すぐに包むのです!のんびりしているとパキパキに折れてしまうため、とにかく手早く作業するのがコツ。難しくはないのですが、気合が必要なお菓子です。

 中はマロングラッセ入りのココアバターケーキ。そんなに甘くないので、ブランデーなどをきかせれば父の日のプレゼントにもいいかもしれませんね。2つ作製するので綺麗に出来た方をお渡しできるという利点も♪ 化粧箱付きなので宅配にして地方発送も出来ます。母の日のプレゼントとしていかがでしょうか。

by farine12 | 2005-04-28 23:31 | 教室でのあれこれ/Things in My Class | Comments(0)

がんばりましょう!

ちょっと元気を出そう!というときに思い浮かぶのが、この曲。

 ♪守るものが増えた分 自分をはみ出してみる
 単純だけど かたくなだけど 時間に負けたくないよ

  関心あるもんにだけ 頑張ってるひとにだけ
 不器用になる そんな僕に フレーフレー
 エールをおくろう!!!

  ここぞというときだけ 決められない弱さに
 しゃがんでいる そんな君に フレーフレー
 エールをおくろう!!! ♪

   −大江千里「エールをおくろう」


 少しでも前向きに。ちょっとでも前進できるように。
それぞれのペースで、頑張っていきましょうね!

by farine12 | 2005-04-27 23:56 | はなうた♪/Humming♪ | Comments(0)

アクアブルー

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 とっても久しぶりに、海を見ました。
写真でもなく、テレビでもなく、実際にこの目で。

 すっきりと晴れた湿度の低い日だったので、空と海の境界線がはっきりとしていて、遥か遠くに霞む島のシルエットまでも感じ取れる程でした。潮風に当たっていても全然ベタベタしなくて、とにかく爽やか。「海ってこんな表情だったっけ?」と不思議な気分でした。

 なんとなく憧れて春の海を見に行ったのは高校に入学してすぐの頃。どこかスモーキーグレーが入った、半透明の鈍い光を反射して、イメージとの違いに少し失望したのを思い出しました。何年も経って常夏のリゾート地で見た海は、色彩は鮮やかだったけれどその分ギラギラしていて、「遊ぶか泳ぐかしてみたら?」と迫られているような気がしました。電車の窓越しにみた真冬の海はひたすら鈍い鉛色で、いっさいを拒絶しているかのようでした。

 ある意味「イメージどおりの」海を、久しぶりに見てみたら、「アクアブルー」という言葉が浮かんできました。実際の「アクアブルー」は、もう少し緑がかった色だし、「アクアマリン」といえばもっと透明に近い、薄い色。それでも五感を使って皮膚感をとおして見た4月24日の海は、涼しく柔らかく爽やかで、ただそこで眺めていることを許容してくれるような、穏やかな色をしていました。「あくあぶるぅ」という音の響きから想像した、そのままの、優しい色でした。

by farine12 | 2005-04-25 01:51 | 色、いろいろ/Colors | Comments(0)

「真夜中のパーティー」

 「トムは真夜中の庭で」の作者として知られるフィリパ・ピアス。短編集に出会ったのはこの数年のことですが、まるで子ども時代に一通り読んでいたのではないかと錯覚するくらい、懐かしさに満ちたエピソードがいっぱい。日常生活の中のほんの一瞬を切り取ったような、淡々とした内容ですが不思議と引き込まれてしまいます。

 「真夜中のパーティー」は4兄弟の上から3番目、チャーリーの視点で描かれています。突然目が覚めてしまって、水でも飲もうとキッチンに行くと、そこにはいつも張り合っているすぐ上のお姉さん、マーガレットが。両親に言いつけられないようにお互いけん制しつつも、こっそり何かつまもうとゴソゴソやっていると、一番上のお姉さん、アリソンに気づかれてしまいます。
 とうとうばれて叱られる!と思いきや、アリソンの提案で「ポテトケーキを作る」ことになります。マッシュポテトが無くなっていたらお母さんにばれる、と心配するマーガレットに、アリソンがきっぱりと「いくらか無くなっていれば気づくでしょうけどね。でもさ、すっかり無くなってて、ボウルも洗って拭いて、ほかのものと一緒に片付けてあればさ、自分の思い違いだったと思うわよ。」
 さらに「やるんなら4人でなくちゃだめだわよ。ウィルソンが仲間に入ってたとなれば、お母さんの風当たりもそれほどきつくないわ」と、一番下の弟を起こして連れてくるように指図します。さて、この計画はいかに?まるで自分まで共犯者になったようにドキドキしながら読んでしまいました。何人も兄弟がいる中での一番上ってこんなにしっかり、頼もしい存在なのかな。いつもは「小さいお母さん」みたいに一段上からガミガミ云うくせに、何かの時にはちゃんと結束して「子ども」の側にまわるんだ…と思うと、一人っ子のわたしには微笑ましいかぎり。

 「親に内緒で好きなものをお腹いっぱい食べる」というのはある種の「憧れ」のようなもので、これをテーマにした作品は古今東西色々ありますが、この物語ほど「日常的」で、役割分担のはっきりしたものは少ないんじゃないかと思えます。両親のキャラクターもいい味出してて、「子どもの目から見た大人」のイメージそのままです。自分はもう確実に「こっちがわ」にいるけれど、両方の気持ちがわかる大人でありたいと、こういう作品に出会う度に思います。

by farine12 | 2005-04-21 22:23 | 思い出の本/Books in my Memories | Comments(0)

想像力→創造力?

お菓子作りに必要なことって何だろう?と時々考えます。正確な計量、段取りの良さはもちろん、適切な温度(焼くにしても冷やすにしても)というのもありますね。センスでしょう!という人もあるかもしれませんが、わたし個人の意見としては「センス」というのは最終的なもので、「センスのあるなし」は「お菓子作りそのもの」には影響はほとんど無いと思っています。
 
 どちらかといえば「イメージする」ということの方が大事!これから作ろうとしているお菓子のおおまかな手順(流れ)、どんな出来上がりになるのか、どこで・誰と・どんなシチュエーションで食べるのか、などなど。これはお菓子全体のイメージ。あと、もうちょっと細かいところでいえば作っている時の、生地の状態をイメージできればベスト♪例えば「ふんわり」がどの程度の「ふんわり」なのか、とか。料理に「料理用語」があるように、お菓子にも特有の表現があって、人によって多少解釈が違うのが難しいところ。「ふんわり」「もったり」「白っぽく」などは特に紛らわしい表現です。ある程度は経験がモノをいう部分でもありますが、オススメしたいのは「前回作った○○と同じ状態なのか、違う状態なのか」という比較です。同時進行で作っているのでないかぎり、「思い出そう」としなければ「今作っているもの」との比較はできませんよね。「どんなだったかな」「こんな感じだったな」なんて思って見ているうちに「そうそう、この感じ!」とか「きっとこれは~~だから、~~になるんだ!」とか、具体的なイメージに繋がってくる瞬間がやってきます。そういう積み重ねが、新しいレシピを見たときに「これは○○に似てるかも」「このへんが大事なポイントだから手早くやろう」などのイメージトレーニングにもなるのです。

 そうなるとお菓子作りも俄然楽しくなるし、余裕も出てきます。そこまでの道のりは個人差はあるでしょうが、意識していれば必ず到達できるので、少しづつでも挑戦してもらいたいなぁと願っています。

by farine12 | 2005-04-19 00:36 | お菓子作りのヒント/Hints for Baking | Comments(0)

苺タルト

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 露地ものの苺がたくさん出回る時期に、ふと食べたくなるのが「タルト・フレーズ」。アーモンドクリームの上にカスタードクリームを絞り、苺を飾ります。たまにお店で売られているものに、ピューレを加えて真っ赤にしたゼリーをかけてツヤだししたものがありますが、あれはちょっと寂しいものがありますね。 赤さや味がいまいちの、年内の硬い苺なら、「苺らしさ」を演出するテクニックなんだろうと納得できるのですが・・・今はやっぱり「そのままコロコロと」乗っけて粉砂糖をひとふり。小粒の苺だからこその可愛らしさ。シンプル&ストレートが素敵!だと、思っています。
by farine12 | 2005-04-17 01:38 | 幸せなお茶/Happy Tea Time | Comments(0)

部分的な記憶

桜も散り始めて、それと入れ替わりに一気に勢いを増すのがケヤキなどの街路樹。この時期になんとなく思い出す歌があります。

 ♪空に光れ 水に響け 空気に染まれ緑
  小さな腕に力をこめて叩け 風のドラム♪

 中学生の頃に部活が一緒だった友人が谷山浩子のファンで、借りたテープの中に入っていた曲。アルバム名も曲名も忘れましたが何故かこのフレーズだけ印象に残っているんです。よくよく考えると、某胃腸薬のCMにも使われていたような記憶も…だからかな?
知っている方、曲名を教えて下さい。それにしてもいい表現ですよね。真冬の、枝だけの繊細な木々越しに見える三日月なんていうのも素敵だけれど、春先から初夏にかけての新緑が持つ清潔感と力強さが静かに伝わってきます。

by farine12 | 2005-04-14 22:28 | はなうた♪/Humming♪ | Comments(0)

幸せなことって?

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子どもの頃に慣れ親しんだものって、どんなに大人になっても愛着があるものですよね。カタチあるもの以外でも、言葉や文章が特定のイメージと重なってインプットされている、なんてこともあると思います。今回はそんな、折につれて思い出す文章について。「くまのプーさん」からの引用です。


 クリストファー・ロビンがプーに「プー、きみね、世界じゅうでいちばん、どんなことをするのが好き?」とききました。(中略)いろいろ思いあわせたあげくに、プーはこう答えました。「ぼくが、世界じゅうでいちばん好きなのはね、ぼくとコブタで、あなたに会いにいくんです。そうするとあなたが、『なにか少しどう?』っていって、ぼくが『ぼく、すこし食べてもかまわない。コブタ、きみは?』っていって、外は歌がうたいたくなるようなお天気で、鳥がないてるってのが、ぼくいちばん好きです。
 —A.A.ミルン作「プー横丁にたった家」から—


 舞台となったイギリスがどんよりとした曇り空が多く、晴れ渡った日がいかに少ないかとか、イギリス人が比較的ウィットに富んだ言い回しをするとか、背景を知ったのは10代後半になってから。それでも、そんなことは関係なく、ふたりのこの会話は大切な人と一緒に楽しい時間を共有する素晴らしさを象徴する言葉として、わたしの中に根づいています。(この章の後半で、クリストファー・ロビンが進学を控え、ぬいぐるみたちとの世界から人間の世界への一歩を踏み出す切なさも描かれています)
 いつでも自分を暖かく迎えてくれる場所があるということ。そういう関係を築き上げること。
そしてゆったりとお茶タイムを楽しめること。かなり究極の幸せだと思うのですが。

by farine12 | 2005-04-13 23:19 | 原点/Starting Points | Comments(0)

創作スタジオ粉工房のブログ。レッスンの様子や日々のあれこれを綴ります。


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