憧れのタルト。

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 振り返ってみると、いちばん最初の「タルト」の記憶は、親戚が買ってきてくれた某有名店の「チーズタルト」だったように思います。ショートケーキ、モンブラン、チョコレートケーキ、スフレチーズケーキ、サバラン、プリン、シュークリーム、くらいしか知らなかったので、ふわふわのチーズケーキじゃなくてややどっしりしたチーズケーキ、さらに土台がある!ということで、なんだか一気に「おとなっぽく」なった気がしたものでした。それからお菓子作りの本などを見て、「作り方」としてタルトを眺めたときに、こ、これは・・・む、難しそう・・・と、勝手にがっかりしたことを思い出します(笑)。「シュークリーム」と並んで、これは今は手を出すべきではない、と思ったんですよね。

 お菓子作りは小学4年か5年生から始めたのですが、実際に「タルト」を初めて作ってみたのは数年後、シンガポールに行ってからでした。一応(笑)温度設定のあるガスオーブンがキッチンに付属していたのを幸いに、すこしづつ週末に作ってみては、お客様にお出ししたりしていました。当然今のように作れていたわけではありませんから、当時のスキルを振り返ると、よくあれでお出ししていたよね・・・と冷や汗が出ます。にこやかに受け容れてくださったお客様達には感謝ですね。

 「チーズタルト」はもちろんですが、当時やっぱり憧れたのは、「零れんばかりのベリーが乗ったフルーツタルト」でした。タルト生地を敷き込んで焼き、アーモンドクリームを詰めてまた焼き、カスタードクリームを作って塗り広げ、やっと最後にベリーを乗せて・・・と、その工程の多さに、「終わらないんですけど・・・!」と焦ったのも今となってはいい思い出です(笑)。用意したフルーツが足りなくてなんだかスカスカしてる!と慌てたり。作り終えてほっとしたけれど、いざカットする段になって、割れるわ砕けるわ、フルーツはめり込むわで、もうドっと疲れたのも鮮やかに思い出します(笑)。当時は打ち粉をして生地をのばしていたので、一回で敷き込みが決まらなかったりすると、余計に生地が硬くなりますからね~~カットするのが難しいのも、当然のことでした。

 こんなお菓子が楽々作れるようなひとになりたいものだ、と思ってから、気づけばずいぶんと時間が経ち、今は確かに当たり前のように楽々作れるのですけれど・・・自家用に作るのはやはりどこか特別な日に限られるような気がします。日常として楽しむのは結局、もっと手軽で工程が少ないものを選びがち。ベリーたくさんの、キラキラしたタルトは、やっぱり嬉しいことがあったときに頂きたいかな。あるいは、気分をあげたいときの「おまじない」要素として、とか。なんとなく最近元気がない、というときに、よし!とちょっぴり気合いを入れて作ってみる、というのも良いかもしれません。そうして「自分の機嫌を取れるおとなになる」ということも、大事なのかもしれませんね♪

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by farine12 | 2020-07-13 22:19 | 原点/Starting Points | Comments(0)

創作スタジオ粉工房のブログ。レッスンの様子や日々のあれこれを綴ります。


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