ほんとに大雪。






 予報通りにどんどん雪が降り積もって、まだ明るい時間に公園の傍を通ったときには、数名の子どもたちが楽しそうに雪だるまを作っていました。ちいさい子たちにとってはそれはそれは特別な時間だったことでしょうね。通勤のあるおとな達にとっては、予報が外れてくれていた方がずっと嬉しいでしょうけれど。

 凍結は避けられないでしょうから、明日のレッスンは午前午後ともに別日程で振替することになりました。ご参加予定の生徒さん達にはすべてご案内をお出しして、お返事も頂いたところです。お買い物やご家族の送り迎えなど、ご用事でお出かけされる際にはどうぞくれぐれもお気をつけてくださいね。

 これから帰宅される方も、明朝通学・通勤される方々もどうぞ足元お気をつけて。

 風もあるので垂直面にもどんどん雪が積もっていって、電信柱や看板も、あっというまにまっしろに。すぐ近くの「藤が丘ショッピングセンター」の看板もまっしろに。このあとしばらくして看板に灯りがともったら、熱でちゃんと溶けて、いつもの赤い文字になっていました。何もかもが白く覆われてゆきつつある中で、赤い灯りがいつもより鮮やかに感じました。

 部屋の中から眺めているだけなら、雪も綺麗で嬉しいんですけど、ね。おとなになるとなかなかそうもいきません(笑)。

 先日友人と、某アニメーション映画の話題をきっかけに、「子どもの頃に普通に身の回りに感じていたものや、身につけていたちょっと特殊な能力を、どうして『大人』になることと引き換えに失うことになっているんだろう」というハナシをしていました。架空のおともだちとか、妖精や妖怪のようなもの、動物の言葉がわかる、とか、そういうようなこと。必ず、見えなくなったり聞こえなくなったり、(向こうが別れを告げてくるケースもありますけど)何か喪失しておとなになってゆく。せめてアニメーションの世界でくらい、何も失わずに全てを持ったまま、おとなになってもいいじゃない!なぁんて。

 実際、持ち続けたままおとなになったら、「変人」扱いで生き難いからでしょう…とは友人の談。はい、もちろん、そうですねぇ。著しく社会性を欠いた人間に見えますもの、ね。でも、だからこそ、ファンタジーやアニメーションの世界では、そのままでも支障なく生活を送る様子も描いてほしいなぁ、なんて思ってしまいます。いかがでしょう、業界の方々!

 おとなになるとそうそう雪を喜ぶわけにもいかない、と少しでも思ってしまうということは、わたしももう、だいぶ失ってからの期間が長くなっているんだろうなぁ…なんて思う、静かな静かな、夜でした。

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by farine12 | 2018-01-22 20:50 | 想いの欠片/Pieces of My Mind | Comments(0)

創作スタジオ粉工房のブログ。レッスンの様子や日々のあれこれを綴ります。


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