チャイナタウンにて3
2017年 12月 13日
お待たせしました!シンガポール・チャイナタウンのベーカリーとのコラボ企画の続編です。
冷蔵ショーケースの中に並んだ少し個性的なオリジナルケーキの中でも、いちばん目を惹くのは…
やはり、こちらでしょう。「Chendol Delights」 というお菓子で、ココナツシュガーを使ったスポンジに、黒糖クリームとココナツミルク風味のホイップクリーム、ゆであずき、そして謎の、「緑のにょろにょろ」がトッピングされています。このお店の(お菓子部門の)看板商品ということでオススメされたのですけれど、う~ん。。初めての組み合わせで、ひとくちめは「ちょっと不思議な感じ。」でした。少し甘めだけれど、だんだん癖になる味わいでしたので、どうしてこの組み合わせを思いついたの?と聞いてみたら…
地元の人たちが好むデザートに、こういう氷菓子があるのですって!!
知らなかった、と云ったら、じゃぁ食べに行こうよ、と誘ってくれて…
こんなのでした!ココナツミルクを凍らせた氷を淡雪のようにうす~く削って、寒天・ゆであずき・ココナツシュガーのシロップをたっぷりと回しかけて頂きます。ここまでふわふわの氷を使うのはシンガポール内でも非常に限られたお店だけだそうで、こちらはすごく人気店のようでした。実際とっても美味しかったです♪
それにしても、やっぱりこの緑が謎すぎます…
寒天とタピオカの中間くらいの、ぷちぷちというかもちもちというか、な食感で、香りはほとんどなく、ほのかに甘いのみ。でもこれがトッピングされていないと「Chendol」とは名乗れないのだそう。
シンガポールに6年もいたのに、これを一度も食べなかったの??有名なのに??と不思議がられましたが、そう、考えてみたら「つめたいもの」全般をほとんど食べなかったんですよねぇ…常夏なので建物の中は恐ろしく冷房が効いているし、部屋の床はタイルや石素材が多いので、足から冷えてしまうのも怖くて、冷たい飲み物はもちろん、氷なんて食べたことがなかったこと自体を、忘れてました(笑)。
もともとの氷菓を知ったうえで改めてこのお菓子を見ると、ほんと、すごい再現をしたんだなぁというのが良く分かりますね。緑のにょろにょろはちょっと別として(笑)味の組み合わせは今後、わたしも再現してみたいなと思いました。
お店に戻って頂いたのは「あひるのたまご」を使った抹茶クリームパン、と呼んだらいいでしょうか…軽く温めると中からクリームがとろ~りと出てくるのです。これも人気商品だとか♪
あれこれ頂きながらも(笑)厨房の一角をお借りして作った「メロンのショートケーキ」。こちらも事前にリクエストされていたもの。粉工房では果肉が緑のメロンを使って初夏にお出ししていて、作ってくださった方も多かった人気のメニュー。こちらでは今入手しやすいのが果肉がオレンジのロックメロンと云うことで、やや硬い食感が気になったものの、せっかくですから作ってみました。いわゆる「純生クリーム」は一種類しか流通していないとのことで、サワークリームと混ぜるのにちょっとした工夫が必要でしたが、アイデアの交換をしつつ、綺麗に出来上がりました。好評のようで良かったです♪
お世話になった皆さんと記念に。画面右側のふたりが製菓担当、左側のふたりが製パン担当。右端の青年がこのお店のオーナーで今回いろいろチャイナタウンの説明や案内をしてくれました。左端の青年がパートナーで、長野とパリでパンの研修を積んだとのことで、シンガポールと日本の素材の違いなどいろんな話が聞けて興味深かったです。ホールスタッフの女性陣も笑顔が印象的で、とっても好感度の高い接客でした。7月にオープンしたばかりのお店と聞いていましたが、いつもにぎわっている人気店。若い世代が伝統を意識しつつ、新しいことにチャレンジしている姿が素敵で、いっぱい刺激を受けました。ちょっと慌ただしいスケジュールでしたが、出かけてこれて良かったです♪
そして数日前に… 「この前のメロンのショートケーキ、期間限定で商品化しました!」とのお知らせを貰いました。こんもりと盛られたメロンが瑞々しくて、暑い国ではきっといいでしょうね~~♪人気が出てくれると嬉しいですね♪
Keong Saik Bakery
41 Keong Saik Road
089146 Singapore
.+65 6909 3199
シンガポールにお出かけされる方はぜひ♪寄ってみてくださいね♪
(滞在中に食べたローカルフードのことなども書きたかったのですが、さすがに長くなったので、また別の機会に。)
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