想いは空に。
2014年 04月 17日
新年度が始まって少し経ったので、やっとペースに慣れてきたという方もいらっしゃると思います。わたしは教室を開いてからずっと、決まった場所で同じようにひとを「お迎え」しているので、大きな変化はなく過ごしているのですが…それでも、「4月」は少しだけ感傷的になる期間です。
思春期のいろんな想いや、ゆったりした時間の一部を共有したひとの誕生月。そしてそのひとの訃報を突然聞いたのも、数年後の4月でした。いつか、うんと時間が経ったら、「共有していなかった期間」の話をしたいと願っていただけに、もう叶わないのだと思い知って、ほんとうに寂しく思ったことを、今もたまに思い出します。そのときの空気、空の様子、電車の振動も…思い出せるような気すらします。それはきっと、本当の意味での「再現」ではなく、記憶の中の「思い出」だろうと思うのですが。
言葉にならない想いの欠片は、すべて空に託す。さまざまな生き方をしているひとの、いろんな想いがきっと空に満ちている。だからこそ空を見て急に優しい気持ちになったり、泣きそうになったり、温かい気持ちになったり、するのでしょうね。見守られている感じというのか…そしてそれと同時に、自分の想いも、空を通して大事なひとに伝わっていたらいいな、とも、思うのです。
♪ 理由なんて あるようでないのかもしれない
無理にこじつけてでも 探してしまうよ
簡単なね はずなのに わからなくなってゆく
勝手に難しくして 出口のない迷路に迷い込む
Hello 離れた恋人よ どうか そんなに泣かないで
Hello 戦う友達よ あきらめるには早すぎる
会える日まで もっと きっと 僕も がんばるから
そっと そっと 見つめてみて
Hello 帰らぬ家族よ ここから祈るよ 幸せを
Hello 未だ見ぬあなたよ 悪いものじゃない この世界も
会える日まで もっと きっと 僕もがんばるから
そっと そっと つながるから ♪
−秦基博 「Hello to you」−
秦さんの優しい声でこういう世界観を歌われると、ほんとうにひっそりと、ココロのうんと奥の方が「しーん」と静まり返るような気がします。静かすぎて涙すらでない、というか…(笑)。こういう温かい穏やかな気配に、きっと皆が守られている、そんなふうに思えるのです。
あぁ、なんだか感傷的すぎますね、いきなり付き合わせてしまってスミマセン。希望に満ちた月でもあるので、気分を変えてこの一曲も。ウルフルズのトータス松本さんと、秦さんがセッションしたときの動画なのですが、以前ショート版を見たきりで、今回久しぶりに検索してみたらフルバージョンが上がっていました。トータスさんの、どんどんヒートアップしてゆく姿に反して、ちょっと照れくさそうに、淡々と、そしてある意味どんどんトーンダウンしてゆく秦さんの様子が微笑ましくて。YMCAのフリのちっちゃなこと、微妙にずれていたり、違うフリになってしまってたりする姿に時に爆笑しながら、何度も見てしまっています。少し元気を貰って、また日々を頑張ろうと思えます。ぜひ見てみてくださいね!
↓お菓子の話ではないけれど…

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