バレンタインあれこれ

バレンタインあれこれ_a0392423_01081918.jpg


 日本ではまだまだ「女性から男性にチョコレートを贈る」のが一般的ですが、他の国では男性から女性に花、だったり、大事な人とプレゼントを交換する、だったりと様々。以前の記事で初めて手作りチョコを渡した時のことを書きましたが、今回は別のお話しを。

 高校の途中からシンガポールに移り、転入した国際校。当時は50ヶ国から生徒が集まっていた、とても自由でのんびりした雰囲気の学校でした。割合としては日本人が一番多かったのですが、英語の上達を考えて、なるべく日本人だけで固まらないように、ちょっと距離をおいた付き合いをしていました。

 必然的に単独、または他の国の女の子といっしょになることが多かったせいで、なんだかすごくモテてしまったのです…バレンタインの頃(前日だったか当日だったか記憶が飛んでますが)風邪を引いてお休みしたら、なんと自宅にバラの花束が届いたのです!しかも2人から・・・びっくりしました。次の年には構内で花束をもらい、ロッカーを振り当てられていなかった私は、授業の度に花を持ったまま教室を移動することになり…先生方からは「Happy Valentine!」と茶化されてとっても恥ずかしかったのを覚えています。もちろん花を頂いたのは嬉しいんですけど、ね。

 今から思うと「日本人の女の子=やまとなでしこ」、みたいなイメージがあるなかで、比較的「口が重い」私のことを「おとなしい」、当時から好きだったお菓子作りを「家庭的」と誤解されたのでしょうね。寡黙そうに見えて自己主張がきちんとしているアジア系の女の子たちのなかで「優しそう」に思われたらしく、韓国と台湾の男の子たちからは特にすごくアプローチされました。(・・;)今では懐かしい、思い出です。

 最近ではもっぱら「応援役」に徹して、いろんな生徒さんたちのドラマを聞かせてもらっています。「気になる人」「好きな人」に何かしたい、喜ぶ顔が見たい、というのはいつの時代もきっと、共通の想い。すべての恋する人たちに、「今年がいい1年になりますように…」と想いを込めて。

by farine12 | 2006-02-14 23:47 | 想いの欠片/Pieces of My Mind | Comments(0)

創作スタジオ粉工房のブログ。レッスンの様子や日々のあれこれを綴ります。


by Konakoubou