コスモス
2005年 10月 17日
どこか懐かしさを感じさせる花なのは何故だろうと考えていたら、小学生の時のことを思い出しました。
必修だった「朝顔の観察日記」では、クラスの誰よりも遅い成長ペースの朝顔に落ち込んだ記憶しかありませんが、コスモスに関しては、ちょっと違ったのですね。高学年になると必ずどこかに「属さないといけない」委員会で、無難に選んだ環境委員。みんなで放課後に植えたコスモスが風になびく様子を見たときの嬉しさ。名前の書かれた鉢植えの花じゃなく、ひとつの花壇の中の「みんなの花」だから、成長過程が多少バラバラでも気にならなくて、安心してみていられたのでしょう。
細い茎から受けるイメージよりもちょっとだけ強く、カジュアルだけれど可憐な花。
♪背は同じくらいだけど 今はノッポかも
ふたり乗せた自転車も 小さくなったわ
地平線に続く線路 そっと立ち止まり
汽車の汽笛聞くたび 胸が熱くなる♪
斉藤由貴 -コスモス通信-
遠い町へ引っ越した幼馴染への想いを綴った、ちょっと甘くて感傷的な詩。メロディーが綺麗で、声の質によく合っていたので、とても印象に残っている曲です。飛行機雲を見ると、いつのまにか口ずさんでいたりします。こういう古い曲は、よく憶えているんですよねぇ。。。不思議。