通行税

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 散歩コースの公園には、わりと大きな池があって、以前からカモが子育てしていたり、鷺が散歩に来たりはしてましたが、いつのまにか「あひる」が住み付いたのにはびっくり!どうも飼い主が、「ここなら…」と置いていったようで、当時保護センターがいっぱいで収容できなかったということも重なって、今ではこの公園の「顔」のような存在になりました。

 人懐こいのはいいのですが、池にかかっている通路のたもとに立ち、通る人に「なんかちょーだい!」と叫ぶ声の大きいこと!まるで「通行税!通行税!!」とわめいているかのようです。パンやおにぎり、お菓子など、ちょっとづつ投げてもらってますが好みじゃないのか、実際に食べることはあまりなく、それでも長いこと鳴いています。がぁがぁと大音量のあひる語は、かなり迫力モノで、こっちがタジタジになるくらいです。

 以前「先輩犬」と一緒に通路を歩いていたら、いきなりむにゅっと顔が出てきて、犬がびっくりして尻餅をついたことがありましたっけ。通路の真下で泳いでたらしく、足音を聞いて「今だ!」と思ったのかもしれませんね。驚きのあまりそのまま固まってしまった犬を見て思い出したのが「アンガスとあひる」という絵本。

 好奇心旺盛なスコッチテリアのアンガス。散歩途中の生垣の向こうから聞こえる不思議な鳴き声が気になって仕方ありません。ある時家を抜け出し、ついに対面したあひるに吠え掛かるものの、仕返しに2羽のあひるから尻尾を突付かれ、追いかけられ、家に逃げ帰ってソファの下にもぐりこむ、というお話し。擬人化しているわけじゃないのに、まるであひる達が相談・役割分担しているかのような描写が印象的でした。公園のあひるも、普段散歩で集まる犬たちを見ているせいか、まったく動じることなくこちらを眺めています。

 岸やたもとに姿が無い時は「いきなり登場するかも?」といまだにちょっと用心してしまいますが、今日は通路と反対側を泳いでいたので携帯カメラで撮ってみました。これで鳴いたら「モデル料!」と云われてるのかなと思ったら、案外おとなしくて拍子抜け。やっぱりいつもの鳴き声は「通行税!」だと確信したのでした。

by farine12 | 2005-08-17 22:52 | 思い出の本/Books in my Memories | Comments(0)

創作スタジオ粉工房のブログ。レッスンの様子や日々のあれこれを綴ります。


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