虹の向こうは
2005年 06月 12日
入梅して降ったり止んだりしてた雨。ずっと室内にいたのに用事を思い出して「今降ってるかな?」とテラスに出た瞬間、思わず見とれてしまいました。
くっきりとした虹。しかも半円状の、パーフェクトな虹。
挿絵や映像でしか見たことが無かったものを、思いがけない時に、ごく日常的な場所で遭遇すると本当にびっくり。慌ててカメラに収めましたがみるみるうちに消えていってしまいました。陽が暮れかかり、黒っぽく影を作った街路樹越しの虹。空の色が鈍かったせいか、思い描いていたような明るさを通り過ぎ、まるで「蛍光色」のように見えました。この画像で、それが伝わるといいのですが・・・
虹を挟んで空の色が違うのも驚いたことのひとつ。歩道を歩く人たちが、皆くちぐちに「すごいですね~」「見事な虹ですね~」と挨拶していました。ほんの10分程度の素敵な偶然。いったい何人の人が見とれてたんだろう。別の角度からだとどう見えるんだったかな?飛行機から見た人にはあの空色の中で、どんなふうに見えたんだろう。ふと思いをめぐらせた夕方でした。