先輩犬
2005年 04月 12日
「ちびわんこ」が来るずうっと以前から、我が家の歴史を知り尽くしている「先輩犬」。満18歳の高齢犬です。目の周りや耳がこげ茶で、若い頃はかなりインパクトのある顔でしたが、10歳過ぎた頃から少しづつ白髪(?)になり、いまではわずかにベージュといった感じです。そのぶん顔つきが柔らかい印象になり、若い頃よりも「あ~カワイイ~」と言われる回数が増えました。
家で生まれたわんこなので、ある意味おっとりしていると言うか、常にマイペース。犬のくせに食べ物にあまり執着せず、知らない味のものは誰があげても「いらないの」と顔を背けてしまいます。番犬として生きてきたので媚びることもなく、家族以外の人からはあまり可愛げのない犬ともいえるかもしれません。
長いこと「一人っ子状態」だったので、「ちびわんこ」が来た当初はかなりの戸惑いがあったようですが、今では張り合うような様子を見せたり、ちびわんこがトリムに行っている間は心なしか寂しそうに見えるほど。半分残して「後から食べよう」(と思ってるようにみえるのです)としたご飯をちびわんこに横取りされること数十回、最近では初めてもらうお菓子でも、「とりあえず食べてみる」までに変化してきました。おかげで以前より食欲もあり、元気に毎日を送っています。
人間もそうですが、やはり毎日何かしらの刺激があるほうが、元気で長生きできるのでしょうね。15歳にして「きゃは~」と楽天的な犬と同居する羽目になって、疲れることもいっぱいあるのでしょうが、気が楽になった部分もあるように見えます。注目を一身に集めることなく、適度に放っておいてもらえるので。昼間こんこんと眠り続けて夜になってから歩き回ったりと、家族が困ることも多々ありますが、もう少し、頑張って家にいてもらいたいと願っています。